齋藤孝『大人のための読書の全技術』より学ぶ読書術
齋藤孝さんの『大人のための読書の全技術』を読みました
- 作者: 齋藤孝
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版
- 発売日: 2014/07/31
- メディア: 単行本
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齋藤孝さんは東京大学法学部を卒業し,現在は明治大学の文学部教授として教鞭を取られています
齋藤さんは無類の読書家で,今回その技術で盗めるものは盗もうと思って読みました
結構なページ数がありますが,文章がうまく割とスラスラ読めます
その中でも特にあまり意識していなかった部分だけ紹介します
新しい概念を手に入れるための読書
読書によって新しい概念を手に入れ,それを現実に活用していくということが大切であると書かれています
たとえばよく使う例として,本書では「DNA」の紹介がされています
DNAとはそもそも生物学の用語で,遺伝子情報の担い手であるデオキシリボ核酸のことです
この専門用語である「DNA」日常的に応用され,以下のように応用されています
ホンダの車には創業者・本田宗一郎のDNAが流れている
このように文化や考え方が脈々と受け継がれていることのメタファーとして転用されています
本書では, 理系用語や他分野の概念を読書によって獲得し,その概念のフィルタで物事を考えることによって,イノベーションの創出ができる と書かれています
本を買ったら,短時間で本をさばいて内容の把握をする
本は購入時が一番読むモチベーションは高いので,買ってすぐに20分ぐらいかけて内容の要約をすることを勧めています
これによって本の内容を一度把握しているので,しっかり読むときに内容を把握しやすくなります
精読の基本は音読
音読によって,書かれている言葉の本当のニュアンスを理解することができると書かれています
英語では音読は一つの技術として確立されていますが,読書でしている人はあまりいなかったので意外でした
まとめ
何せ分厚いのでとても紹介しきれないですが,さまざまな発見がありました
読書自体の効用はかなり丁寧に書かれているので,読書のモチベーションが上がらないときには是非読んでみてください!