池上彰さんの著書から学ぶ『相手に「伝わる」話し方』
話している内容を伝えるのってなかなか難しいですよね
僕自身も研究の内容を専門外の方に伝えたり,そもそも普通に話していて
「あれ?伝わっていないな・・・」
とおもうこともあったので,池上彰さんから学ぼうと考えて読みました
相手に「伝わる」話し方 ぼくはこんなことを考えながら話してきた (講談社現代新書)
- 作者: 池上彰
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/09/28
- メディア: Kindle版
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池上さんがあとがきに書いておられたのですが,
この本はわかりやすい話し方のテクニック本ではありません
この本は池上さん自身が相手にどうすればわかりやすく話している内容が伝わるかを試行錯誤したときの実体験に基づく話が書かれたものであり,安易なテクニック本ではありません
この本でも述べられている通り,「相手にどうすれば伝わるのだろうか」という問いに対する答えは,
相手への想像力・思いやりを持って「伝えたい」という熱い思いを持つことである
ということです
池上さんがテクニックとしてあげていることは
相手に何かを尋ねられたときは,「この人はなぜこのような質問をするのだろう」と常に判断する習慣をつけておくと,いつも状況にふさわしくわかりやすい答えができるようになるのだと思います
常に相手を「おもいやる」心を持って接することはコミュニケーションの本質であるということを痛感しました
また自分の伝えたい言葉・文章を言葉にして
客観視すること
で相手に本当に伝える言葉であるかを吟味すべきであると言っています
このように相手のことを考えながら,自分の伝えたいことを常に吟味し,試行錯誤してわかりやすく伝えようとすべきであるということが池上さんが言いたいことであると感じました
池上さんの本は面白い本が多いので,是非読んでみてください!