理系・文系問わず「数学は役に立つ」と考えられる理由〜技術とロジカルシンキング〜
数学が苦手な人にとっては、 中高でやった数学になんらかの苦手意識があって、 実際問題あまり使っていないので必要ない・無駄であると考えるのは 自然な流れであるように思います。
僕自身も中高大と数学には漠然と苦手意識があって、 避けられるなら避けたいと考えていました。
しかし、最近少しずつ興味を持ち始めだいぶ苦手意識が薄れてきたように感じます。
この記事では、僕自身が数学に興味を持ち始めた理由と、 数学が役に立つということについて考えたいと思います。
数学に苦手意識を持つのは抽象的であるから
そもそも数学に苦手意識を持つのはなぜなのでしょうか?
他にも理由があるかもしれませんが、僕が主な理由だと考えるものは 数学が抽象的で何をしているのかわからないことだと思います。
数学自身の特性上しょうがないかもしれませんが頭の中だけで行われ、 数字をいじくっているようにしか見えないような印象を与えるかもしれません。
このような頭の中の「思考実験」が実際のところ何の役に立っているのかわからないということが 学習の意欲をそいでいるような気がします。
確かにあいまいで何をしているのかわからないと やる気が削がれてしまいますね。
例えば表面的に何をやっているのかわからない例として 今年の数学界のニュースに 過去最大の素数の発見 というものがあります。
発見された最大の素数は2233万8618桁であったといいます。
ただこれを見つけたからどうしたという感じがしますよね笑 なんの役に立つんだと。 素数自体は高校?のときには習ってるとは思うのですが、
素数は一とその数自身との外には約数がない正の整数。
という定義ですがこれ以上踏みこんだことはあまり知らないと思います。 ですが、この「素数の発見」は 実生活に密接に関わっています 。 それに関しては次節で紹介します。
数学が使われている分野を具体的に知る
僕自身が数学に興味をもったのは具体的に数学が何の役に立っているのかを知ったことが大きいです。
先ほどの 「素数の発見」はオンラインショップやオークションといった電子商取引の際のディジタル認証に活用されています。
いわゆる 暗号化技術 というものです。
詳しい説明は飛ばしますが、素数が大きくなればなるほど解読されにくくなり 情報が安全に守られるようになります。
しかし、これは理系しか知らなくていいんじゃないのと思ったひともいると思います笑 技術なんて知らなくても使えればいいですからね、ぶっちゃけ笑
なので次は万人受けしそうな話題にします笑
ロジカルシンキング手法 MECEは数学の「集合」とほとんど一緒
ロジカルシンキングは特に社会に出たときに重要なものですよね。
ところで、ロジカルシンキングの手法であるMECEをご存知でしょうか。
MECEとは
Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive
の頭文字をとったものです。
これは「漏れなく、ダブりなく」という意味であり、 問題を対処する際に問題の原因や解決策を「漏れなく、ダブりなく」考え最適解を導き出す手法です。
これは 数学の「集合」 と同様の考え方ですね。
こんな感じで難しいロジカルシンキングの言葉を使うまでもなく、数学ですでにこのような考え方に触れているということがわかります。
数学は論理的思考力を養う
数学は 物事を論理的に考えるための訓練になるは正しい です。
僕自身が理系の大学に通っているので、理系の教授と話す機会なども多いのですが 理系の教授は総じて話が論理的 です。
また理系の論文も ロジカル に書かれています。
このあたりからも数学が論理的思考に役立つことはわかると思います。
おまけ 数学に限らず勉強は面白いもの
前にも書きましたが、勉強は面白いものです。
特に今の社会に関しては数学をはじめ技術の恩恵を享受しています。
なにかニュースになったときにインターネットとかで調べて物知りになっておくと 役に立つ瞬間が来るかもしれません笑